見よう見まね、思いつきで作ってみました。学校の家庭科で習った程度の技術です。多くのこどもたちがしっかり遊べるように丈夫に、丁寧に、心を込めて作りました。

1、お手玉2種類

1、材料

☆2種類の布、各2枚ずつ

 8*14㎝(縫しろ1㎝こみ)

☆縫い糸(色は布に合わせて)

☆縫い針

☆ペレット(1個45g )

2、型紙を作ります。

複数作るので、型紙があると楽です。

6㎝✖️12㎝中央に線を引き、両脇に切れ目を入れておくと、布に印をつけるとき便利です。

私は使わなくなったクリアファイルを型紙に使います。

3、まず、型紙で印をつけたところを風車のように縫います。私は、一辺ごと玉留めで止めています。

 もし、洗いたくなったときにどこでも一辺解いて中身を出せるようにするためです。

普通サイズと並べてみるとこんな感じになります。

普通サイズは6㎝*10㎝の布4枚(縫しろ1㎝含む)

型紙は4㎝*8㎝になります。

ペレットは42gです。

★幼いこどもには小さいものより大きいもののほうが扱いやすいようです。

 私は、柄と無地を組み合わせ、無地の色は、4色なら赤、黄、緑、青。7色なら虹の色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)を基準に考えています。

 はっきりした色の方が、床に散らばったときに散らかっているけど綺麗です。特に、たくさんのこどもたちが遊ぶ場面でそのように感じます。

2、ホースの輪っか

1、材料

☆水まき用のホース

 (ホームセンターで300円以下で入手)

 一番安いのでOKです!色も他にも可愛いのが売っていました。

2、ホースを切ります。

 写真は21.5㎝と4㎝の2種類

 だいたいで切ったのですが、こどもの頭よりやや小さめの輪になるように長い方のホースを切ります。買ったホースに無駄が出ないように計算してちょうどいい長さを工夫されてもいいと思います。

3、ホースをつなぎます。

 短い方を折り曲げて長い方に差し込みます。半分くらい入れたら、もう片方の端も同じように入れます。

 ビニールテープを使わなくてもしっかりつながりますし、時間が経ってベトベトすることもありません。

 力一杯ひっぱれば外れることもありますが、汚れが気になったら洗えますし、こどもがはずしても「こんなに力がついたのか」とうれしく思ったりします。4㎝なので飲み込みの危険性はは大丈夫だと思いますが、念のために

見守ってください。

3、ミルク缶の出したり入れたり

 粉ミルクの空き缶をきれいに洗ってしっかり乾かして、手触りの良い布で包んだものです。

 粉ミルクの缶は、缶の内側が工夫されていて、手が当たって怪我をすることがないので他の空き缶より安全です。

 ティッシュペーパーを箱から全部出したくなる頃に、このようなおもちゃがあれば、こどもの要求を満たしてティッシュペーパーの無駄もなくせます。

 使わなくなったハンカチや口に入れて危なくないおもちゃなど、何でも出したり入れたりします。

1、材料

☆粉ミルクの空き缶

☆ダンボール(間の底に敷く)

☆厚めのジャージ布50㎝

2、ダンボールを敷く

 ダンボールを底に入れて布をかぶせると段差がなくなります。

 なくても遊べますが、ちょっとしたこだわりです。

3、布のカバーを作る

 缶によってサイズが違うかもしれないので、念のため測ってください。

 私の使ったのは、底の直径14㎝高さ18㎝です。

そこは縫しろ1㎝を加えて直径16㎝の円。横の部分は横44.5㎝縦25㎝感を入れてから入り口にあたる所の縫しろの中にゴムを通します。手を入れながらどの程度の狭さにするか加減してください。

 キルティングでもいいが、伸び縮みするほうが扱いやすいので、厚手のジャージ生地を使っています。

 生地が薄いと缶の硬さが手に伝わる感じがするので厚めの生地のほうが手触りが良くなると思います。

4、底は手縫いで付けました。

出したり入れたりするものの例

☆チェーンリングをつないだもの

☆お手玉

☆ホースを切ったもの(5㎝)

☆布

4、ペットボトルの出したり入れたり

 チェーンリングをつないだ物を、空のペットボトルに入れ、ペットボトルを振ったり、飲み口に指を入れてチェーンリングを引っ張り出します。

 単純な遊びですが、集中してよく遊びます。

 

 汚れ等が気になったら洗って乾かしてまた使えたり、新しいペットボトルに変えたり、管理も楽です。

 

 ただ、チェーンリングを噛んで手で引っ張ると外れることもあります。大人の目の届くところで遊ばせましょう。

1、材料

空のペットボトル容器

(炭酸飲料の入っていたものが丈夫)

チェーンリング

 

3、チェーンリングをつなぐ

 二重につなぎます。丈夫になるし、一重より手で持ちやすいように思えます。写真のものは4歳の女の子がつないだものです。つなぐところを見せながら説明し、最初のところでほんの少し手伝うだけで一人でできるようになります。自分で作ったものを赤ちゃんが使ってくれるので4歳の子も喜んでいました。

5、牛乳瓶のふたのわらべうたかるた

1、牛乳瓶のふたをよく洗って乾燥させます。乾いたら2枚をボンドでくっつけます(字の書いてある方を中にして)。洗濯バサミで挟んで隙間のないようにすると綺麗です。

2、こどもたちのよく知っているわらべうた、1曲にひとつの絵を描きます。大人の歌うわらべうたを聴いて「これだ!」と思ったら取ります。

 同じ絵を2枚ずつ用意してすべて裏返し、絵合せの「神経衰弱」としても遊べます。

 ただ、こどもの手汗ですぐ黒くなります。でも、よく遊びます。

6、毛糸の一筆書きお話カード

1、使いやすい大きさの厚紙に色画用紙を貼って台紙を作ります。

 ここでは「これはいつも遅れがちな時計」という積み重ね話で作りました。その話に出てくるものを一筆書きの絵にして、鉛筆で下絵を描きます。その下絵をボンドでなぞり、乾かないうちに毛糸を載せていきます。

 ボンドが乾いたら透明になるのでそれまで乾かします。

2、はっきりわかりやすい色の組み合わせと、手触りがこどもの興味を引きます。

 カードを並べながらお話を言います。いくつかある遊びの一つとして提供します。最初は大人がしてみせます。今遊んでいる遊びに満足して、「さて次は何をしようか?」と思った時、カードを見て大人が入っていた通りいうことがあります。

 

3、マザーグースの「これはジャックの作ったうち」でも作ってみました。

7、ブタの指サック人形

1、材料

☆フェルトはっきりした色5色と薄橙

 色またはベージュ

☆縫い糸(色は用意したフェルトに合

 わせて)

 目⇨黒糸

 鼻⇨ピンク

 

 

 

2、作り方

 指を紙に当てて大きめに型紙を取ります。余裕があった方がはめやすいので大きめに、縫い代もつけます。

 どの指にでもはめられることを考えて作ります。縫い代は自分の好みでつけます。

縫い方は、かがり縫いでも十分だと思います。耳は挟み込んで一緒に縫います。

 目と鼻は玉留めの方法で、玉留めをする時よりも多めに針に糸をかけます。(私は5週くらい巻きました)

3、指にはめながら「このブタちびすけ市場へ参った」と言いながら1つずつはめていきます。

8、お手玉(見立て遊び用)

1、材料

☆ペットボトル用の製氷皿

☆ブロード生地、赤・黄色・緑

☆ペレット

 

 ペットボトル用の製氷皿は百均で売っています。お店や買うタイミングで大きさが違っても大丈夫。入れ物に合わせてお手玉を作ります。

2、

 製氷機の深さ、幅、長さを計り丁度ぴったり入る大きさの俵型のお手玉を作ります。中のペレットはしっかり詰めます。

 出したり入れたりするのに指先をよく使いますし、ままごとの見立てにも使えます。8個きちっと詰まって、小さいこどもや初めて見た大人にもどう片付ければいいかわかりやすいです。

 何より、こどもがよく遊びます。

9、セーター人形(サル)

1、材料

・古セーター(古トレーナーも可)

・フェルト(赤、茶、うすだいだい)

・サルの目にするボタン2個

・茶、赤、うすだいだいの縫い糸

・化繊綿

・サルの服にする布

・平ゴム(細)

※ちゃんと洗われたセーターでも好きな大人の着ていたものの匂いはこどもにわかります。持ってて安心できる人形なのか、こどもたちは大好きで、よく遊びます。着古したものは

※平ゴムはいわゆる『パンツのゴム』です。

 

 

⚠️手の長い人形です。こどもが首に巻く可能性があります。大人の目の届くところで遊ばせましょう。年齢にあった言い方で、危険性も伝えましょう。

2、作り方

図の大きさは1のサルのもので、参考までに、胴体は横24㎝縦36㎝、手は横2〜2.5㎝長さ40㎝、耳は4㎝X8㎝の楕円形、尻尾は横1、5㎝縦20㎝(縫しろ含まず)ですが、横はサルの胴体にちょうどいいと思われる大きさでいいと思います。縦も頭、胴、足が3等分になるようにします。セーターの大きさやこどもの使いやすい大きさをイメージして決めたらいいと思います。

 胴の縦を上から2/3まで縫い、胴の輪の方の下から1/3を切ります(切った部分が足になる)

 図のように足の部分を塗ったらひっくり返して、先に足の部分に化繊綿を入れます。(足の付け根まで目一杯入れるとすわりが悪くなる)綿を入れたら足の付け根を縫って綿が移動しないようにします。胴と頭の部分に綿を入れて上部の角が丸くなるように縫います。

 

 

3、頭と胴の間は縫い縮めてくびれを作ります。手も縫って化繊綿を1/3ほど詰めてくびれの近くに縫い付けます。

 耳は楕円になるように縫い、ひっくり返します。綿は特に詰めません。縫い代を少し多めにとって、切らずにそのままひっくり返すと耳たぶのような感じになります。

 尻尾には綿は詰めずに塗ってひっくり返したものをお尻につけます。楕円に切った赤いフェルトの中央に切り込みを入れてそこから尻尾を通してフェルトを胴体につけます。サルの服はそこのない巾着のように作ります。図は裏返したところです。

 最初にこどもたちは、サルの服をひたすら脱がします。こどもが脱がしたら大人が服を着せて所定の位置に置くということの繰り返しです。そのうち、こどもが服を着せるようになります。いつ着せるかはそのこどもによります。このことは、こども自身の衣服の着脱につながる良い経験です。着脱だけでなくてもよく使いますし、袖に手を通すことで空間を認知する経験にもなります。

 ゴムは緩めにしておいて、こどもが服を着せられるようになったら少しきつくするなど加減してあげましょう。

 サルだけでなく、他のお人形にも同じような服を作ってあげると可愛いだけでなく、着脱のチャンスも増えます。

 ⚠️重ねてお願いします。手が長いので首に巻きつけて遊ぶ可能性のある時は、目を離さないでください。首が締まることで最悪の場合命に関わります。

10、割り箸の積み木

1、材料

・割り箸(木製)

・水性エナメル(赤、白、黄色、

         緑、青)

 

2、作り方

 背の低いビン(箸を入れても倒れないもの)を用意して、半分塗ってビンに入れて乾かします。乾いたら残りの半分も塗ります。たくさんあると楽しく遊べます。百均で買っても200本

作れます。

 

⚠️こどもの遊びの習熟具合、その日の落ち着き方にもよりますが、大人の目の届くところで遊ばせましょう。